2021年にリリースされたアルバムから、自分がよく聴いた・好きだった作品を100枚選んだリスト。
以下のリストにおいて、曲順は順位ではなく近いジャンルでまとめたもので、「Moods」はざっくりのジャンルわけ、「Featured song」はおすすめ曲。とはいえ100曲はなかなか聴けないと思うので、ぜひ自分の好きそうなジャンルやアーティストの周辺から再生し始めて、1つでも新たなお気に入り作品が見付かればと思う。
march_amの「Best Albums of 2021 (100 albums)」
Apple Music: Best Albums of 2021 (100 albums)
https://open.spotify.com/playlist/5khZJNzzURLIrreaDOhJwM
Best Albums of 2021 (100 albums)
今年も、2021年らしいといえるようなものは聞いておらず、いままでの趣味のとおり、自分に合うパワーポップ、インディフォーク、ギターポップ、オルタナロック、スムーズな質感のポップス、音の気持ちいいエレクトロニカを探し求めていたという感覚だった。とはいえチェック対象のアルバムは最終的にちょうど1000作くらいで、例年と同じくらい新譜を追っかけていたことになるらしい。ちゃんと聴けているのはその半分くらいだけど。
世間的なトレンドでは、ロックだとロンドンポストパンクが大流行を見せていただろうか。個人的にはあまり乗り切れなかったが、ヒップホップやR&Bにもエレキギター、特にハードめなギターそろなんかが恥ずかしげもなく入ることが多かったことからも、ギターサウンドであり打ち込みではない生々しさが求められている様な気がして、2年前くらいから感じていたロックや身体性への回帰がいよいよ始まったなという感想を持った。
さて、テキストを書いているうちに勢いがついてきたので、メモの代わりとして個別に印象的だったアーティストを書いておこうと思う。Hurryの書く気取らないがエヴァーグリーンなポップセンス、2nd Gradeのプロデュースから知ったMichael Cormierの温かくもこだわりの感じられるサウンド、出自は違うが共鳴を見せたClairoとCleo Solの、70年代シンガーソングライターを彷彿とさせる派手ではないが心に残るメロディーラインは特筆すべきものだったと思う。
エモを出自にしたアーティストもいよいよその出自によってリスナーを限定しなくなってきており、Rosie Tuckerの弾き語りをメインにしつつも心を動かすメロディ、Really Fromのグループの多面性を表す様な緻密なサウンド、Floatieの複雑ながらどこかゆるさを感じるアレンジ、Adjyのストーリーテラーとしての側面を全面に出した大作など、多様に表現の幅が広がっているように感じた。本筋のパンク/エモで言えば、ワシントンDCのバンドOrigami Angelの攻(メロディ)守(アレンジ)を兼ね揃えた最新作に勝てるバンドは少ないだろうと思うが、マサチューセッツのBicycle Innも攻守で非常に高いクオリティを見せており、新たに知ることができてよかったバンドだった。
一方歪んだギターで言えばオルタナティブロックも負けじといいリリースは続いており、もはや(メロディの良さに)安定感のSnail Mailと、併せて聴きたいWednesday、サイケデリックなサウンドも気持ちいいDummy、復帰作であり彼ららしさのつまった作品を出したOvlov、フリーキーさが癖になるChronophageなどあげればキリがないが、中でも出色だったのは破壊的ともいえるMaxshhの魅せた縦横無尽なサウンドメイクだったと思う。